第6章 -マイ-(青峰大輝)★
翌日…
改めて課題のことを思い出し、
まいみを部屋に呼び出した。
晴れて両想いとわかって、
付き合うことになったんだし、
正直課題より、
まいみのあの格好に期待してたのに…
「大輝っ‼︎全部間違ってる!
もう。これ、初歩の初歩だよっ!」
オレの向かいに座ってるまいみは、
普通の部屋着だった。
しかもゆったりした感じで、
胸の形とかもわかんねーやつ…。
「はぁ…。だりーよ、そんなの。
おまえやっとけよ。」
「大輝の課題でしょーー?もうっ。」
「おまえ、昨日のあの服着てこいよ。
そしたら、少しはやる気出っかも。」
おっ。我ながらいいコト言った♪
「あ、あんな恥ずかしいの着ないよ!
それに、そんなの着たら、
大輝、集中しないでしょ。」
「はぁ⁈着ろよ‼︎さっさと着てこい!」
「やだよー。ほら、早く課題!」
「おまえが着ないなら、
マイちゃんで我慢すっかな…。」
オレはマイちゃんの写真集を手に取った。
「やだっ。大輝っ‼︎」
くくっ…。
まいみが慌てて写真集を奪いに来た。
「おっ。これでも案外見えんのな♪」
オレはふわっとなってた
まいみの胸元に指をかけ、中を覗き込んだ。
「きゃーーっ。大輝っ‼︎」
怒ったまいみをオレは抱きしめた。
暫くこいつとのこんな関係も
変わんねーかもしんねーが、
好きなときに抱きしめて…キスできる…
それだけで大きな進歩だった。
でもな…
やっぱそれだけじゃ満足できねー。
とりあえず…
どぉやってこいつに
あの服着させっかな…♪
---End---