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〜Mint Candy Story〜

第27章 -水着-(日向順平)


「はぁ…。
まぁ、海に行く行かないは、
日向くんたちの勝手だけど…」


カントクが急に
マジメに話し出した。


「あのコ、日向くんが、
海がイヤなんじゃなくて、
自分の水着姿見たくないとか、
水着着た自分を連れて歩くのが
イヤなんだとか…
そういう誤解してるわよ?」


「はっ⁈」


なん…だって…??


「あれ?
日向、気付いてなかったの?」


伊月が驚いたように言う。


「いや…単にオレが
海に反対したからかと…」


「それくらいで
怒るコじゃないでしょー?」


またカントクにドヤされる。


「日向、まさか本当に
すみれちゃんの水着姿、
見たくないのー?
オレは見たいけどなー。」


「そんなわけあるかーっ‼︎」


コガのことばに
思わずオレは叫んでいた。


「見たいに決まってんだろ!」


「「「………。」」」



しーーーん。



「日向、へんたーい!」


コガに言われたくねー!!


「と…とりあえずオレは
もう行くから!」


オレは後ろを振り返らずに、
荷物を持って部室を出た。


「「「いってらっしゃーい。」」」


「とりあえず明日は、
檜原と日向さんは
来ない方向っすかね?」


「そうだろうなー。」


「あら?大丈夫よ?
わたしは行くわよーー♡」


「「「………。」」」












部室でのその後のやり取りは、
オレは知らない。


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