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楽しい獄卒生活

第2章 行ってしまった(゜△゜)


小雪視点

今日は、高校2年になって、初めての休日。
春だから、ぽかぽかした外の空気にあたりたくて、小雪は、朝から散歩に出掛けた。
家の近くをブラブラ歩いていると、上から人が落ちてきた。
『な、なにこれ?太陽の子供?』
上から落ちてきた人は、スピードを緩めることなく、地面の下に落ち続けて行った。
『あっ!大変!』
小雪は思わず叫んで、落ちてきた人を助けに、穴の中へと入って行ってしまった。
『キャーー!!』
穴に入ったと思ったら、真っ逆さまに落ちてしまった。
(死んじゃう……!!)
死を覚悟して目を固く瞑った。
そしたら、体にすごい衝撃が走り渡った。『痛っ!』
「ぐふっ」
明らかに自分の物ではない、苦しそうな声が聞こえた。
小雪は、痛さも忘れて、とび起きた。それから、自分の今の状況を、やっと理解する。
人の上に乗っていた。
『わー!ごめんなさい!!』
小雪は、急いで飛び退いた。
すると、その人は、ムクリと起き上がって、「あっ、君、可愛いね~♪名前、なんて言うの?僕は白澤。」
『えっ!か、可愛いですか?ありがとうございます。
名前は、桜田小雪です。』
「小雪ちゃんって言うんだ~♪
今夜ヒマ?ちなみに僕はヒマです。」
『あっ、いやっ、その~ここ、どこですか?』
「ここ?ここは地獄だよ?」
「えっ?!私、死んじゃったんですか!?』
「現世から、僕を追いかけて、アイツが掘った穴から落ちてきたんでしょ?だったら多分死んではないと思うよ?」
『良かった。死んでないんですね!』
「ところで、小雪ちゃんは、どうやって現世に戻るの?僕が連れて行ってあげようか?」
『連れて行って下さい!』
「わかった。」
それから、いろいろあって、上に登った。着いたら、周りは、天国のような景色だった。
「あっ!小雪ちゃん、ごめん!登り過ぎて、天国に来ちゃった。」
『白豚さん、そちらの方はどなたですか?火遊びの相手ですか?あぁ分かります。」
「「あぁ分かります」じゃねーよ!あと、この子は、小雪ちゃんだ。」
『桜田小雪です。よろしくお願いします。』
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