• テキストサイズ

Ib

第6章 ずっと一緒


「んん♪おいひぃ〜♡」
頬をそめて美味しそうにマカロンを食べるメアリー。
それを見てギャリーは「でしょ〜?」と微笑む。
うん、確かに美味しい。
甘くて甘くて甘くて…。
「また、この店に来てマカロン食べましょうね」
「うんっやくそくよ!」
「ええ、やくそくするわ」
マカロンは色んな色があって見た目も可愛く味も可愛かった。
「なんか、このピンクのマカロンと黄色のマカロンと青色のマカロンを見ると、薔薇を思い出すの」
イヴがいうと、ギャリーは微笑んだ。
「そうね、あの時は色々あってもう生きて帰れないと思ったわ」
「むぅ」
メアリーは申し訳ないと思ってるのか少し顔を曇らせる。
「今となっては良い思い出よ。こうしてメアリーとイヴにも会えたんだしね」
「ギャリーったらすごいきゃあきゃあいうんだもんっけっこうおもしろかったんだよっ」
メアリーが機嫌をなおし笑いながらギャリーの事を喋る。
「あまり調子のると怒るわよ」
「ごめんなさぁい」
「ギャリー」
イヴはギャリーの名前を呼ぶ。
「ん?」
「ありがとう」
「…え?」
ギャリーは頬を赤らめイヴを見る。
ひとめでわかった。
照れてるんだ。
「んんー!おなかいっぱぁい!」
「あら、もういいの?そういえば、メアリーはどこに住んでるの?」
「イヴのいえ!なんかイヴのおとうさんとおかあさんはわたしのことイヴのいもうとっておもいこんでるの」
「あら、そうなの。それはそれで住む所があって良いけどイヴは大丈夫なの?」
「うん、メアリーが妹でわたし嬉しいし」
「そう、よかったわね、ほんと」
「うん!わたし、いましあわせよ!!」
「そうね、それじゃあ帰りましょうか。また来ましょうね」
「うん!やくそくよ!ずっといっしょよ!」
「約束ね」
「うん」

「またね!」



              End


/ 7ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp