第3章 ロリポップ・プレイ/兵長
「んんっ……だ、め…もう我慢出来な……あァ…‼︎」
『出ちゃう…っ?』
淫らに腰を振りながら問うた。
リヴァイはその瞳に涙さえ浮かべて射精の許可を求めてくる。
「イ、キたい……です…っ」
『んっ……来て…!』
私の許可を聞いた彼は自らもまた腰を打ち付けて絶頂を迎えた。
「……っ‼︎」
悦楽に歪められた眉。
グッと食いしばった奥歯。
私を抱き締める腕には尋常じゃないくらい力が篭っている。
『ん……リヴァイ、苦し…離して』
「嫌だ。絶対離さねぇ」
二度目の射精を終えたリヴァイは普段通りの声音でそう言った。
サーッと血の気が引いていく。
まさか、もう媚薬の効果が切れたって云うの?
『体の大きな男でも半日腰が立たない……って、噂の薬なんだけど』
「お前……俺を誰だと思ってる」
“覚悟しろよクソ女”
本革の首輪を素手で引きちぎりながら嗤うリヴァイはまさに人類最強……いや、人類最恐の男なのであった。
[ロリポップ・プレイ]完