第5章 止められない想い。【裏要素あり】
悠の家まで歩いて向かう間、二人で他愛のない話をしていたが、私の頭の中は部屋に着いてから始まるであろうことでいっぱいだった。
悠「賢吾がさ、〇〇って映画観に行って面白かったって言ってたから、今度観に行ってみない?」
「あっ…うん!行ってみたい。」
悠「ん。じゃ、近々行こう。バイトいつ休み?」
ーー今日、"する"かなって思ったから、この前買った新しい下着着けてきたけど…
ちょっとセクシー過ぎだったかも…!?
な、何か私、エッチな子に思われちゃう?!
「…………」
悠「… 花音?」
黙りこむ私を心配そうに覗きこむ悠の顔がすぐ側にあった。
思わず彼の整った形の唇に目がいってしまう。
ーー悠のキス……すごく気持ちよくて…好きだなぁ
悠「… 花音、エロい顔になってるよ?」
「えっ……やっ…あの……////」
悠の言葉に動揺する私だったが、すでに私の体はこの後の行為を期待するかのように熱くなり始めていた。
悠「…もうすぐだから…もうちょっと、我慢して…?」
耳元で囁かれ、彼の声に息に体の奥がジンジンと疼く。
「………はい。」
少し歩くと悠のマンションに着いた。
マンションは真新しくスタイリッシュな印象で、彼のイメージにぴったりだった。
悠「このマンションの5階が家だから。…覚えといて?」
「…うん。」
エレベーターで5階へと向かう。
階が上がるごとに、体が熱くなっていくのがわかる。
まだ、何もされてないのに……
何でこんなに…熱いんだろう…
すでに下半身はジンジンと疼き、水気を帯びてきてるのがわかる。
エッチな私が私を支配し始めている。
ーーー早く悠と繋がりたい。
もっと、深く、奥まで犯してほしい。
部屋の前に着き、鍵が開く。
今の私にとってはもどかしい時間に感じられてしまう。
ドアが開き、中に入る。
彼の部屋は綺麗に整頓されており、全体はダークブラウンでまとまっていて、お洒落な印象だったが、今の私はそれどころではない状態だった。
悠「…花音」