第3章 繋がる幸せ。
悠は私の蜜に濡れた指を舐めて見せる。
悠「花音……エッチだね。すげー濡れてるよ?可愛いなぁ。」
悠の指を舐める仕草はとても官能的で、悠の指を舐めているはずなのに、自分の体をそうされてるような錯覚を覚える。
悠に恥ずかしいことを言われ、嫌なはずなのに私の腰は更なる甘い刺激を求め動いてしまう。
そんな自分の姿が恥ずかしくてたまらないのに、この甘美な時間に抗うすべを私は持っていない。
その間も悠の指は私の蕾へと進み、中をかき乱している。
すぐに悠の指は私のイイトコロへとたどり着き、執拗に刺激していく。
強い快感の波が体に打ち寄せ、蜜を垂らしていく。
部屋中には私の淫らな声と蜜の水音が支配している。
――ニチャッ、ニチャッ、ピチャッ……
悠「ほら、えっちな音。聞こえる?………たまんないね。」
悠は私の姿を見て満足そうに笑みを見せる。
その支配されているような空気感は私をさらに興奮させていく。
程なくして私は、再び悠の指によって高みへと達してしまった。
隣にいる悠の体温が上がっているを感じ、この先の甘い繋がりを期待してしまう。
ーーところが、悠は私の蕾から長くきれいな指を引き抜くと、その愛液で濡れて光る指を妖しく舐めながらにやりと笑う。
ーーーあれ?どうしてーーー!?
不思議に思い
悠を見上げると悪戯な笑顔を見せている悠がいた。
悠「!………残念。タイムアウトだよ。花音?」
悠は時計を指差し、今までの甘いひとときの終わりを突然伝えた。
ーーーーーーっ?!?!
言われて、時計をみると、何と出かける30分前を切ってしまっていたのだ。
ヤバイっ準備しなきゃ!!
遅刻しちゃう!!
慌てる私の耳元に悠の甘い声が届く。
悠「…残念。またおあずけ、だね?」
顔は熱く、体の奥の火照りも冷めぬまま、私は大学への準備をすすめた………