第3章 繋がる幸せ。
朝ごはんを食べ終わり、二人でソファに座り話をしていた。
いつの間にか悠と話すときに緊張することはなくなり、むしろリラックスしている自分に気づく。
「ーーそれでねっこの前菜奈と二人で最近行ったカフェがすごい良くて!フレンチトーストが絶品だったんだす!」
悠「クスクスっ…そうなんだ。……じゃあ、今度、一緒に行こうな。」
「本当にっ!?行きたいっ!」
悠「ん。じゃ、約束、な?」
悠は私の他愛のない話も楽しそうに聞いてくれていた。
つまらなくないか聞いてみると
『#NAME#1のこと、小さなことでも知りたいから大丈夫。』
とのことだった。
いちいち、甘いんだから…… 悠ってば///
私はずっと気になっていたことを聞いてみることにした。
「そういえば、悠はどうして"彼女いる"ってことにしてたんですか??女避けって言ってたけど…」
「あー…だって、そうでも言っておかないと、好きだの、付き合えだの色んな女が来て、めんどいからね。終いには、勝手に揉めだすからうざったくて。」
おぉ……さすが、超がつくイケメン!!
モテることは日常茶飯事なのね……
悠優しいし、モデルみたいにカッコイイからそりゃモテるよね。
今更ながら、そんな人が彼氏だなんて……
私で良かったのかな……?……なんて、思ってしまう。
「さすがですね…… 悠カッコイイもんね。」
悠は片手で首の辺りを触りながら目をそらした。頬は少し赤らんでいる。
悠「そういうの…いつも言われるとうざいけど、お前に言われると……照れるから」
わっ////!!
悠が赤くなってる!?
うそ……私がカッコイイって言ったから…?
何か…信じらんないな……
悠「ーーーそういえば、今日花音バイト?俺、早番なんだけど。」
「私も早番です!じゃあ、一緒に帰れ……ます?」
悠「あぁ。一緒に帰ろう。」
悠は優しく微笑み、私の肩に腕を回した。
すると顔が近づいてくる気配がした。
あ……キス……される……