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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第3章 繋がる幸せ。


「あ、の…… 悠?」



後ろから悠に抱き締められている状況にまたしても動揺する私。
ドキドキしすぎて全身が心臓になったみたいな気分だ。
背中に密着すら悠のたくましい体を感じ、昨夜の情事を思い出してしまう。



悠「…起きたら花音いなくて焦った。」



「ーーえ?どうして…?」



悠は私の首に顔を埋めながら話している。
話す度に当たる悠の唇が首筋にあたり、そこから甘い痺れがじわじわと広がる。



悠「付き合ってすぐに抱いたから。嫌だったかなって。」



小さな声で呟く悠の姿が可愛くて、いとおしさが溢れてきた。



「……嫌じゃなかったです……ただ、早く目が覚めちゃっただけですよ?」



悠「そ、ならよかった…。いい臭いする。いいね。」



「もうすぐできますよ~和食ですが、お口に合うと嬉しいな」



悠「フッ、いや、飯もそうだけど…俺が言ったのは花音のことだから。シャワー浴びたの?メイクまでして……それ、意識されてるって思っていい?」


そういい悠は私の腰のラインを擦った。
その感触にビクリと反応してしまう。



悠「…… 花音の体は素直だね。可愛い。」



甘い言葉と首筋に落とされたキスによって、私の体は熱くなっていく。



「あっ…」



思わず、甘い声が漏れてしまい、私は恥ずかしさのあまり下を向いた。



悠「…また、俺が欲しくなっちゃった?」



腰からお尻を撫で上げる悠の手に、私の体の奥が反応する。
耳元で囁く声は私の脳まで甘く支配し、思考を停止させた。
スイッチが、入ったように自分の中のもう一人のエッチな自分が顔を見せてしまう。



「……悠…」



肯定の言葉の代わりに私は悠にキスを求める。
すると、すぐに私の唇に悠の熱が重なるもすぐに離れてしまった。



物足りなさを覚え、悠を見ると悠はいつもの笑顔で私を見ていた。




悠「今はダメだよ…?せっかく花音が朝飯作ってくれたんだからね。…おあずけ。」

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