第3章 繋がる幸せ。
【悠side】
悠「……で、元カレとはどんくらい前に別れたの?」
「その……半年ぐらい前です…」
花音は気まずそうにうつむいていたが、俺は花音の顎をつかみ上を向かせた。
悠「そいつなんかより…断然、俺の方がいいだろ?」
ニヤリとわらうと花音は顔を真っ赤にし目線をそらす。
「………うん。」
小さな肯定の言葉が聞こえ、俺は口元が綻んでしまう。
それをごまかすかのように赤くなる花音にキスをする。
またテンパってるし…w
可愛いなぁ…こいつ……
たまんねー
悠「じゃあ、ずっと俺だけを求めてろよ?」
花音の顔を覗きこむと、恥ずかしそうにしながら頷き、微笑んだ。
その姿をいとおしく思い、花音を抱き締め、おでこにキスを落とす。
ーーーーそのまましばらく抱き締めていると、花音の寝息が聞こえてきた。
久しぶりに誰かを求めて、手に入った愛はとても心地よく俺を満たしていく。
花音と過ごす時間はひどく心地がよかった。
彼女の柔なか髪を撫でながら、腕の中で寝息をたてる愛しい存在を見つめる。
まったく……人の気も知らずにすやすやと寝やがって…
思いがけず加減なしに本気で抱いてしまった。
いままでの俺は抱いてる最中でも、どこか冷めていて、女がどれだけ俺を求めても同じように愛を返すことはなかった。
こんなにも女を大切に思える日がくるなんて想像していなかったわけで。
これが、恋ってやつなのか…
普段の花音からは想像つかなかったさっきまでの姿を思い出すと、俺の下半身に熱が集まるのを感じた。
まさか、あんなにもエロく乱れてくれるとは……
おかげで今までにないくらい興奮したし。
体の相性まで最高に良いとはいい誤算だったな。
寝てる花音にキスを落とし、自分も目を閉じた。
もっと俺に夢中になれよーーー