第3章 繋がる幸せ。
濡れた唇から熱が去っていくのと同時に今まで私の体の奥を突いていた悠のソレが抜かれてしまった。
今まであった強い快感が急に遠退いてしまい、鮮明に余韻が残る体は物足りなさを訴える。
身体中が悠の熱を求めている。
「……… 悠?」
悠はベッドの上に置いていたらしき小さな包みを破き、中身を濡れて艶かしく反り立つソレへと重ねる。
装着し終えると、悠は笑みを見せた。
悠「……おまたせ」
そして、私の右足を持ち上げ足の指を口に含むと、指を丁寧に舐めていく。
味わったことのないくすぐったいような気持ちいいような感覚に思わず体を捩ると、悠の大きな手が私の腰を掴んだ。
次の瞬間ーーー
再び私の体の奥を悠の熱の塊が激しく突いた。
「!?ーーーあぁっんぁっ!」
片足が上がっているため、さっきと悠のが当たる場所が微妙に異なり、そのことがさらに私を高みに連れていく。
「やぁっだめ…ぇ!…汚い…よっ」
肌がぶつかる度に水音が重り、その音に私は耳まで犯される。
悠「花音のなら…汚くないから。舐められるの好きなんだろ?中、絞まってきてる。でも…もっと感じろよ」
悠の反対の手は、私の密が溢れる蕾の硬くなった尖りを指で強く擦りだす。
同時に降ってくる甘い刺激に私は何度も達してしまう。
「悠……もぅっ…無理ぃっ壊れちゃうぅ!」
私の体の奥を突く悠のソレがさらに大きくなるのを感じる。
ーーこのまま繋がる熱い熱で溶け合って…ひとつになっちゃいたいよ……
「好きっ悠……好きぃっ。悠と……一緒に……イキたいっ」
悠は笑みを見せると、私の両足を体の両脇に抱えさらに奥へと突き上げる。
悠「…めちゃくちゃになってる花音、可愛いよ。……いいよ。一緒に……」
今までよりも貫く速さがあがり、一層甘美な刺激を強めていく。
悠「ーーイこ?」