第3章 繋がる幸せ。
―――バタンっ
室内に入ると同時に悠さんに後ろから抱きしめられた。
悠さんは片手間にドアの鍵を閉めるとその手を私の体にまわした。
悠「・・・お前、いちいち可愛すぎ。せっかく我慢してやってたのに。」
突然のことに状況がわからず固まる私。
「悠さんっ中・・・入りましょ?」
恥ずかしさのあまり何とかこの場から逃げようとする私を悠さんの腕が押さえ込む。
悠さんは私の首筋にチュっと小さな音を立てながら熱を落とす。
「・・・悠さんっ///!」
悠「・・・悠、だろ?」
悠さんが触れた場所からジンジンと熱が広がり、体の奥の方に熱が溜まっていく。
「……んっ… 悠…っ」
与えられる微かな熱に反応し声が漏れてしまう。
悠「花音の体も心も全部ーー俺のものにしたい」
このあとに何があるかはわかってる。
怖いし、恥ずかしい……
けど……
今は一秒でも早く……
ーー悠が……欲しいよ
私は小さく頷いた。