第2章 ただ求めればいいもの
悠「プッ…顔赤い。お前いちいち可愛いよな。…とりあえず良くできました。」
悠さんはフッと笑い、私から体を離した。
そして他のオーダーのドリンクを作り始める。
ーーーか、可愛いって…////!!??
な、何か悠さん今までよりあまあまになってませんかーーーっ////?!
まだドキドキが収まらない………
私………本当に悠さんのものになっちゃったんだ……
それって悠さんの……"彼女"ってことだよね……?
わっ私が………悠さんの……
かっ彼女ーーーー///////
自分で考えて赤面してしまう。
なんかとんでもないことになってしまったかも……
悠「花音、そこのマリブってお酒取ってくれる?」
悠さんの声で現実に戻され、今がバイト中だと気づく。
はっ!
ちゃんと働かなきゃっ!
「は、はいっ」
私は慌ててマリブを探し、悠さんの元に持っていった
ーーーーーー
店長「あ、花音ちゃん!上がる時間だよね?お疲れ様!」
気がつくと時計は10時を指していて驚くいた。
初めて入るバーカウンターの中は知らないことばかりで覚えるのは大変だけど、悠さんから教わることは楽しかった。
悠「お疲れ。後は大丈夫だから上がっていいよ。……よく頑張ったね。」
悠さんは私の頭を撫でてくれた。
わわっ……
頭撫でられちゃった……///!!
ちらりと彼を見ると悠さんは微笑んだ。
「教えて頂きありがとうございましたっ!お先に失礼しますっ」
店長「……って、マジメかっ!!でも……可愛いから許すVv」
悠「…何それ店長。キモい。」
店長「なっ!!ひどい!花音ちゃんっ悠がひどいこと言う!慰めて~vV」
悠「…花音巻きこまないでくれますか?可哀想なんで。お疲れ、花音」
店長「悠のいじめっこ!!」
店長のほうが悠さんより年上なはずが年下に見える……
店長ほっぺ膨らましてるし…
私は挨拶を済ませ控え室に向かった。