第2章 ただ求めればいいもの
家につくとベッドへ直行した。
「あぁ~もうっ!!」
ベッドに倒れこみ目を閉じる。
頭の中では色んな思いが入り交じり、再び涙が溢れてくる。
彼女いるのにどうしてあんなことするのーー?
本当にからかってるだけなのーーー?
菜奈は彼のことを女遊びしてるタイプじゃないと言っていた。
それにバイト先の女の子達にも一線引いてるともーーー
私に見せてる姿は何なんだろう?
どうして優しく微笑みかけてくれるのーー?
なぜ私に触れるのーー?
……………
そのまま私はメイクも落とさず眠りについてしまったーーー
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次の日は土曜日だったがバイトは休みで、授業もなかった。
気分転換にお気に入りのカフェに行くも気持ちはモヤモヤしたままだった。
明日はバイトがあるけど………
悠さんにどんな顔して会えばいいのかな……?