第80章 元気になる1番の薬〈岩泉一〉
と、そこに先に商品を選んだ松川くんと花巻くんが岩泉くんたちの方にやって来た。
松「お前ら、いつまでも話してないでさっさと買うもの決めろよ。」
及「わかってるよ~♪ってなんかマッキー元気無くない?」
及川くんの言葉に私も見てみると確かに落ち込んでるようだった。
松「あー食べたかった期間限定のシュークリームが無かったみたいでよ……。」
及「ありゃドンマイじゃん。また明日来る?」
花「俺的には今日食いたかったんだよな~。今日発売だから楽しみにしてたのにさ。」
岩「無かったもんは仕方ねーだろ?諦めろよ。」
花「そーだけどさ、ちょっとショックだわー。」
その会話を聞いて私はあることを思い出した。
「あ、ちょっと待ってて?!」
私はそう4人に告げると事務所の方に向かった。
そして、冷蔵庫からあるものを取り出して急いで4人の元へ戻った。
「これじゃない?食べたかったシュークリームって?」
私が持ってきたものとは、花巻くんが食べてがっていた期間限定のシュークリーム。
花「あー!!それ!!」
それを見てるとそう声をあげた。
「やっぱり。よくシュークリーム買ってるから今日出るこれも食べたいのかなって思って、取っといたんだ。」
花「マジッスか!!?ありがとうございます!!」
私はそう言って花巻くんに渡した。
岩「でもこういうことしてイイんッスか?」
すると岩泉くんが少し心配そうに言った。
「大丈夫大丈夫。休憩のときに私が買っておいたやつだから平気だよ。」
花「じゃ、シュークリーム代出しますよ、何円ですか?」
「それはいつも来てくれるから、サービス!お金はいらないよ。」
だって、いつも来てくれて、いろんな話してくれるんだもん。
こんくらいのサービスはいいよね?
花「え、でも。」
「いいから、いいから!その代わりまた来てね?」
花「もちろんです!」
及「よかったじゃんマッキー!」
花「おう!」
嬉しそうな花巻くんや、
楽しそうに話す皆を見てると、こっちまで楽しくなってくる。