第80章 元気になる1番の薬〈岩泉一〉
自動ドアが開いて4人の学生が入ってきた。
及「あ、黒羽さんだ!また会ったね!」
最初に話しかけてきたのは確かバレー部の主将の及川くん。
「そうですね。まぁー私平日はいつもこの時間にシフト立ててるんだけだね。今日も今まで部活?お疲れさま。」
及「ありがとー♪黒羽さんもバイトお疲れさま!」
岩「おい、クソ及川!仕事の邪魔してんじゃねーよ!」
そう言っている及川くんの後ろから蹴りが入った。
及「いたっ!!ちょっと~岩ちゃんいきなり蹴らないでよ~!」
岩「うるせー!てめぇが悪いんだろうが!」
強い口調で注意するこの岩泉くんが私の気になってある人。
どこがってことは詳しくは自分でもわかんない。
でも、最初会ってからカッコイイなって思って、それからずっと気になっている。
それが恋なのかどうかはまだ不明。
「あ、大丈夫だよ!?今お客さん少ないし、そんな忙しくないから!」
私は間に入った。まぁこの2人ごこうなるのはいつものことなんだけど。
岩「…そうっすか?」
及「ほら~!」
と、収まったかと思うと、及川くんがそう言ってまた、岩泉くんの蹴りご入る。
及「だから蹴らないでって!ってか今は俺悪くないよね!?」
岩「なんかイラついた。」
岩泉くんはそう言った。
一見仲が悪いみたいだけど、小さい頃からの幼馴染みで、バレーの試合は凄くコンビネーションがいいみたい。