第77章 君に捧げるこの想い〈海信行〉
海「……俺は、黒羽が好きだってこと。だから黒羽が黒尾たちと仲良くしてるの見てイラついちまって。
……驚いたよな……本当はもっと仲良くなってからちゃんと言おうと思ってたんだけど…。」
俺がそういうと、
「うん。驚いた………。」
黒羽は顔を赤くして言った。
俺からこんなこと言われるなんて夢にも思わなかっただろう……。
だけど……。
「まさか両思いだったなんて思わなかったから……。」
俺は何かの聞き間違いがと思い黒羽を見た。
海「え?」
すると黒羽は嬉しそうに続けた。
「私も海くんが好きだよ!さっきも助けてくれたし本当嬉しかった!」
その言葉に俺はもう一度ちゃんと想いを伝えようと思った。
海「黒羽。」
「うん?」
海「俺と付き合ってくれるか?」
「もちろん!これからもよろしくね!」
微笑む黒羽は今までで一番輝いていていた気がした。
海「ああ。よろしくな!」
-君に捧げるこの想い-
END