第77章 君に捧げるこの想い〈海信行〉
*海
海「黒羽悪い遅くなった!」
その日、クラス委員の仕事で資料室に行かないといけなく、その事を黒尾に言いに行ってたら、担任に捕まるし、クラスの連中に絡まれるしで少し遅くなった。
慌てて資料室に入るともう一人のクラス委員の黒羽がすでに準備を始めていた。
「あ、海くん。大丈夫だよ、私も今来たばっかだし。それより、部活遅れちゃうのにいいの?これくらいの作業私ひとりでも出来るのに。」
海「いや、俺もクラス委員だし、黒羽のばっか任せられないよ。それに二人でやった方が早いしな!」
そう言って椅子に鞄を置いて俺も作業に取りかかった。
「ありがとう。」