第64章 初めての彼女とデートと…〈金田一〉
*勇太郎
高校に入って初めて彼女が出来た。
今日はその彼女と初めてのデートだ。
部活も休みの休日に遊園地に、行こうと約束して今、駅前で彼女を待っていた。
あまりにも緊張して三十分も前に来てしまった。
いろんな人が通りすぎるなか、約束の時間は刻々とせまってきて。
「……ぁ!…勇くん見っけ!!」
勇「わっ!朱鳥!!?」
その声に振り向くと同時に彼女の朱鳥が勢いよく俺に抱きつきてきた。
「あは!勇くん驚きすぎ!」
勇「いきなりはビビるって!…っ!!」
朱鳥が離れてちゃんと朱鳥のところを見て、鼓動がなった。
学校では髪をまとめてポニーテールにしてるのをおろして、軽く巻いてあってふわふわしてるし、
白いレースのスカートが朱鳥にすごく似合っていてめちゃくちゃ可愛かった。
「ごめんごめん!さ、行こう?!」
朱鳥はそう言うと俺の手を取った。
勇「あ、あぁ!」
俺たちは電車に乗り込んだ。