第1章 長期片想いの結末 〈月島蛍〉
「ねぇ…ちょっと休憩しない?」
勉強を初めて1時間。蛍の教え方は上手いけど少々ハードで私は頭がパンクしそうだった。
蛍「は?まだ1時間しかやってないんだけど?」
「だって…公式とか単語とかいっぱいあるし…一気に覚えられないよ。」
蛍「本当…要領悪すぎ。」
「スイマセン…。」
「はぁ…じゃあここの問題まで解いたら休憩入れるから早くして。」
トントンと教科書に載っている問題を指差しながら言った。
「うん!」
私は問題に取り組んだ。
言い方はキツイけどやっぱり優しい…。ちゃんと休憩入れてくれるんだもん。
蛍のそうゆうところが好きなんだ。