第55章 支え合い〈牛島若利〉
私の所属しているバド部はバレー部と同じように毎年全国に行けるぐらいの強豪で、部員層もあるからレギュラーになれるのもほんのわずか。
小学校からバド部やっている私だけど、この学校はレベルが高くて私がレギュラーになって夢のまた夢。
それでも、諦めず頑張ろって思ってた。
だけど、やっぱり現実は厳しくて、どうしていいかわからなくなっていたところに若のあの台詞。
正直その時は結構キツかった。
だけど、あとになって
若は悪気あって言ったんじゃないのにって思うようになった。
それから本当反省した。
今さらだけど、私は若のことが小学校の時から好きで、いまだにその想いを伝えていない。
このまま"仲かがいい幼馴染み"って関係も崩れたらって不安だった。