第53章 合宿にて…。〈岩泉一〉
その笑顔がカッコ良すぎて、思わず
「岩泉先輩、好きですっ!!付き合ってください!!」
そう口に出してしまった。
「っっ!!!!い、いやあの!!すいません!いきなりこんなこと言われたらこまりますよね……?!忘れてください!!」
恥ずかしすぎて隠れてしまいたい。
これが夢ならいいのに。
岩泉先輩が聞いていなければいいのに。
そんなことを繰り返し強く思った。
そしたら、突然、岩泉先輩が強く抱きしめた。
「い、岩泉先輩!!?」
岩「悪い…。でも、俺もお前のこと好きだから今言われてずげー嬉しくて勝手に手が出ちまった。」
「ほ、ホントですか?」
岩「この状況で嘘言わねーだろ?」
「そ…ですよね。…嬉しい…です。」
岩「俺も。」
そう見つめ合った私たちは静かな部屋でキスをした。
-合宿にて-
END