第52章 不器用な愛〈青根高伸〉
翌日の昼休み、職員室の前で二口先輩に会った。
二「あ、黒羽。」
「二口先輩!」
二「お前も職員室に用?」
「はい、当番でノート提出に来たんです。」
二「ふーん。ところでさ、お前青根と付き合ってだろ?」
「えっ!!?なんだ知ってるんですか?!!!!」
二口先輩に言われてビックリした。
二「いや、もうバレー部はほとんど知ってから。」
「っ!!そ、そうなんですか…!?」
またまたビックリした。
まさかバレー部の皆にバレてたなんて。
そして同時に恥ずかしくなった。
二「まあ、それはそうと、もう少し青根の事を考えろよ?」
「え?」
二「別に自主練付き合えとは言わないけどさ、あんま黄金川とイチャつくなよ。青根だって男なんだから嫉妬とかするんだから。」