第44章 思い出した想い〈茂庭要〉
「じゃ、私そろそろ……。」
要のお母さんの手料理を頂いて
楽しく会話をしてから、私は鞄を持って席を立った。
要「え?もう帰るのか?まだ、時間大丈夫だろ?」
要母「そうよ。もっとゆっくりしていって?」
「じゃもう少しだけ。」
そう二人に言われると断れなくなった。
要「俺の部屋に行こうぜ?」
要も席を立ったとき
要母「要、その前にちょっと洗い物手伝って!?」
と、要のお母さんが言った。
要「あーはいはい。悪い、朱鳥先に俺の部屋言ってて?わかるよな?」
「うん、大丈夫。」
家の手伝いとかしちゃうとか偉すぎ。
本当に現役男子高校生かよ。
なんて思いながら私は要の部屋に向かった。