第38章 真面目すぎる君〈五色工〉
そして次の休みの日、覚が部活の帰りに近くの公園に五色くんを連れてきてくれた。
覚「おーい、つれてきたぞ!」
五「こんにちは!五色工ですっ!」
[あ、この間はありがとう!わたし黒羽朱鳥です。」
五「いえ、当然のことをしたまでですから!」
ハキハキとした言葉と堂々な態度
本当今どき珍しいと思う。
でも
それが私にとってどストライクだった。
覚「なぁなぁ!俺帰っていいか?」
「あーはいはいありがとねー!」
用を終えた覚はそう言ってさっさと帰っていった。
「えっと五色くんはバレー部なんだよね?ポジションどこなの?」
五「あ、俺ウイングスパイカーです!一応レギュラーに入れてもらってます!」
「そうなんだ。すごいね!」
五「いえ!でも俺絶対エースになってみるんで!」