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【ハイキュー!!】〜もう一つのstory〜

第37章 恋の実りは風邪を通して〈花巻貴大〉


うぅ……
ヤバイ。頭痛い。クラクラする。

でも…あと部活だけだし…。


そう思いながら体育館に着くと

及「あれ!?朱鳥ちゃん顔赤くない?」

通りかかった及川くんに言われた。


「えっ!?そ…そんなことないよ?
あ、教室暑かったのかも…。
私ヒーターの近くだから。」

及「そう?」

「うん、そうだよ…!」

そう言って
私は体育倉庫に向かった。

ヤバい…及川くんバレるかところだった。


少しひと安心したら


貴「朱鳥。」

「っ!!

なんだ貴大か、な……に…っ…?!」


振り向いたら貴大が私の腕掴んで自分の方に引き寄せもう片方の手で私の額に触れた。。


貴「……やっぱり…。お前熱あるだろ?」



「い…いや、こんくらい大丈夫だよっ!!」



貴「大丈夫じゃねーだろ?
ほら来いって!!」

「ちょ…ちょっと!?」


貴大は私の腕をガッチリ掴んで引っ張り、及川くんたちの方に歩いた。


貴「悪い…コイツ具合悪いみてぇだから俺送ってくるわ。」

及「あ、やっぱりそうだったの!?大丈夫?」

「う…うん。」

岩「とりあえず今日は早く帰ってゆっくり休めよ?!」

「…うん…。」

及「あ!じゃあ!俺も一緒に付いて行ってあげるよ!!」

岩「主将が堂々と早退か…?」

「う…嘘だよ!!ウソウソ!!
マッキー頼んだよ!!」


貴「ああ、じゃあな。」

岩「おーまたな!」




体育館を離れても貴大の手は私の手を離さなかった。


「…た…貴大…手……離しても大丈夫だよ?逃げないから…。」


貴「いや…そうは思ってないけど、お前、フラフラで危なっかしんだよ。」


「あ…そう言うことね…ごめん。」

……って……ヤバい………

目がクラクラする……

立ってらなれな…い……。

「ま…待って……貴…大……。」

視界がかすれていくと同時にスルッと私の手が貴大の手から抜ける。


それに気づいた貴大がとっさに倒れる私を支えてくれたけど、私の意識はそこで途切れた。

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