第35章 聖なる夜に……〈岩泉一〉
「……一…?どうしたの?」
一の行動に少し驚いて聞く。
一「これ……俺からのクリスマスプレゼント。」
そう行って渡したのは
小さな可愛い箱。
開けると中には
銀色に光る指輪が入っていた。
「……は…一これって……!」
そう聞いたら
グッと腕を引っ張られて
ギュッと抱き締められた。
「!!?!??は…一!?」
一「俺……お前が好きなんだ。
ずっと…ずっと前から…。」
「……え……う…うそ……。」
耳元で言われてずっとドキドキしていた心臓が余計早くなった。
一「嘘じゃねーよ!!
何年前から…好きだったんだ」
「……わ…私も……私も好きだよ…一……。」
嬉しくて一の背中に手をまわして抱きしめた。
一「俺……働くようになったらちゃんとした指輪渡すからそれまで待っててもらえるか?」
「…!!…
…うん……ずっと待ってる…。」
一の言葉はすぐに理解生きた。
私たちはぎゅっと強く
抱きしめあった。
少したってから
離れて一の顔を見ると…。
「あは……一、顔あかーい…!!」
一は耳まで赤く染まっていた。
一「うるせぇ!!お前の方があけーよ!!
ー聖なる夜に……ー
END