第35章 聖なる夜に……〈岩泉一〉
そして
クリスマス当日。
「メリークリスマス!!………って盛り上げ役の徹がいないといまいち盛り上がらないね…。」
一の家に集まって始まった。
一の家の人はちょうど出掛けてるみたいで家には一と2人っきりです。
一「ま、いいんじゃねぇーの?
たまには静かなクリスマスがあっても。」
「そーだね。
でさ…毎年思うんだけどクリスマスの料理に揚げ出し豆腐ってどうなの?」
そう何故か毎年
クリスマスに関わらず
皆でご飯食べたりするときは
一の好きな揚げ出し豆腐がある。
一「あ?いいじゃねーか別に。好きなんだから。」
「…そうなんだけど…クリスマスにはミスマッチじゃない?
まぁ美味しいからいいけど、一のおばさんの揚げ出し豆腐。」
わたしはそう言いながら
揚げ出し豆腐を口にした。