第34章 寝起き 〈国見英〉
*英
「英〜〜いい加減起きなよ〜!!朝練遅れるよ〜〜?」
あぁ、また来た。
本当毎日毎日朝からよく来るな…。
あと…勝手にカーテン開けないでほしい。日差しが眩しい…。
英「……もう……朝からうるさい……。」
俺は布団を頭までかぶり声と日差しを遮ろうとした。
「もう…そんなこと言って…起きないと本当に朝練遅れるんだから!!」
そう言って朱鳥が布団を引っ張って俺から布団を取り上げた。
英「……わかったよ…起きるから…ちょっと静かにして…。」
俺はしぶしぶ布団から出る。
これが
俺の一日の始まり。
さっきからうるさく母親みたいなことを言ってるのは隣に住んでいる幼馴染みの朱鳥。
昔から俺に付いて回ってやたらと世話をやく。
まぁ今じゃ
慣れたけど……
前は泣き虫だったのに変にしっかり者になって本当意味わかんない。