第30章 ヤキモチ〈赤葦京治〉
*木兎
翌日
部活始まる前に朱鳥に予備だされた。
「木兎先輩…あの……昨日の事なんですけど………ごめんなさい……。私は今でも京治くんが好きだで、別れる気ないので木兎先輩とは付き合えません…。本当すいません…。」
木「あ……あぁいいよ!
じょ…ジョーダンだったし!!」
俺は笑って誤魔化した。
「そう…なんですか……じゃ失礼します。」
そう言って朱鳥は行ってしまった。
昨日の木葉の言葉と朱鳥にハッキリとフラれたことから俺はやっと諦めがついた気がした。
木葉「だから言ったろ?木兎。」
後ろを向くと木葉が少し笑っていた。
木兎「木葉…聞いてたのかよ!!」
木葉「まぁーな!!朱鳥は赤葦のことしか恋愛感情ねーから告ったて無理だって!」
木兎「お前、傷口広げるようなことしないでくれる!?
あと、赤葦が倒れたとか嘘も付くなよ!?俺もマジで本気にしたんだからな!?」
木葉「あ?あーあれね!
アイツら何かキッカケが無いと仲直りしねーじゃん!
まぁ実際倒れたのは変わりねーから嘘でもなくね〜?」
木兎「そりゃそうだけど。
あ?つーか昨日俺も雨の中帰ったけどなんともねーぞ!?」
木葉「ま、何とかは風邪引かねってやつだろ!」
ーヤキモチー
END