第18章 龍球女子と排球男子 〈及川徹〉
時間はあっという間に過ぎた。
もっと一緒にいたいけどそういう訳にはいかない。
だからせめて記念にと思って…。
及「ねー最後にプリクラ撮ろうよ!」
ちょうどゲーセンにいたから
目についたプリクラの機械を見て言ってみた。。
「え?プリクラ……ですか?まぁやったことはありますけどあんまりやり方しりませんよ?だいたい一緒に撮る女子達がやってしまうんで。」
及「いいよそんなの!」
それから
朱鳥とプリクラの機械の中に入る。
音声説明通りに2人で設定を決めた。
何枚か撮って最後の一枚になったとき。
今日1日の朱鳥の顔が浮かんだ。
最初はちょっと興味があっただけだった。俺の近く回りにはいない感じの子だったから。
だけど実際一緒にいるうちに、朱鳥の魅力にどんどん引きこもれた。
もっと一緒にいたい。
これからもずっとずっと……。
及「朱鳥…。」
俺はグイッと朱鳥の腕を引っ張った。
「はい…?」
チュッ…
「…っっ!?」
そして朱鳥ちゃんがこっちを向いたところでキスをした。
口を放し
及「俺…本気で朱鳥とこ好きになっちゃった。」