第13章 ずっとこれからも…｡ 〈菅原孝支〉

*朱鳥


孝ちゃんが優しく背中を擦ってくれる｡




一番辛くて悔しいのは孝ちゃんなのに…

私が慰められている｡

私が孝ちゃんを支えてあげてなちゃいけないのに本当情けない｡



孝ちゃんのためなら
なんでもしてあげたい｡


｢……うん!!もちろん!!!
なんでも言ってよ!私…孝ちゃんのために頑張る…!!｣


わたしは涙を拭いて

孝ちゃんを見て言った｡



孝｢ありがとう朱鳥｡｣

そう言って私を抱きしてくれた｡




孝ちゃんの腕の中は温かくて心地よかった｡