第12章 叶わぬ恋でも…。 〈月島蛍〉
*朱鳥
次の日気まずくて何も話さないまま学校に着き授業が始まった…。
その日の四時間目。
その時間は科学室で各班で実験をしていた。
アルバムを見ながら考えすぎて一晩眠れず寝不足になったせいか頭がボーッとする。
。
少し目眩もしてきた…。
そんな時
班の人に近くにある薬品が入った試験管を取るよう言われて試験管を手に取り席を立った……その瞬間クラッと酷い目眩に襲われた。
薬品が滑り落ち試験管がパリンッと音をたてて割れる。私はそのまま倒れてしまう。
少し薬品の臭いがした。
班の人が先生を読んだり騒いでいる声に紛れて
誰かが私の名前を呼ぶ声がする。
それがだんだん遠くに聞こえてきて…次第に聞こえなくなり
私は意識を失った。