赤「アイシテル…」貴女「助けて…!」黒「必ずボクが助けます」
第2章 始まり
貴女side
それはまだ幸せだった頃、あの時の私はどうかしてたんだ。
時間が巻き戻せるのならあの、告白をする前の私にこう言ってやりたい。
“後悔するよ”
でもそんなこと言いに行けない。
それに未来なんて読めない、結果その時にならないと分からない。
今の私がどうなっているなんて、今ここにいる私しか分からないんだから。
だってそうでしょ?
どうして運命ってこんなにも苦しく残酷なものなんだろ?
それに犠牲になるのは、私だけで十分。