イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第10章 月光 ※R18
不意に
ユーリの華奢だが逞しい腕が、
サラの身体をくるりと反転させると
サラは後ろから
抱きすくめられる格好になった。
サラが驚いて目を見開いていると
下腹に添えられたユーリの手が
身体のラインを確かめるように這い上がり
服の上から
柔らかな膨らみを弄り始めた。
「ユっ・・・ユーリっ///」
愛しい人の手に
自分の乳房が触れられている。
雲に隠された夜闇の中だが、
それを眺める形になり
自分のされている事を目の当たりにするのは
初めてで
サラの羞恥心が煽られて。
「ユーリっ、恥ずかしいよ」
しかし、ユーリは何も答えず
胸をまさぐりながら
さらには唇で
耳朶まで犯し始めた。
「んっ……ふぁ……んん……」
サラの声は次第に
抑えが聞かなくなってきて。
その声に呼応するように、
ユーリは長い睫毛を伏せ
肩越しに
サラの夜着の胸元を覗き
華奢で美しい指が
ボタンを1つ
丁寧に外した。
「まっ、待って、ユーリっ」
ユーリの行動に
サラは慌てて
ユーリの手を制しようとした。
が、
サラの両腕は
外から囲い込まれたユーリの腕で
押さえつけられた形になっていて
動かせない。
「外なのにっ……こんな、ダメっ……」
懇願するサラをよそに、
ユーリは口元を怪しく緩め
耳に
ふっ…
っと息をかけて
また1つ
ボタンを外した。
そして、
3つ目のボタンに手をかける。
「だめっ、ユーリっ…」
サラの願いも虚しく
ユーリはサラの瞳をじっと見てから
視線を落とし
3つ目のボタンを外した。