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イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】

第25章 【禁断の果実】~第2章 覚める~


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廊下に出たユーリは、
壁に軽く背中を預けて
袖口のカフスを留め直しながらサラを待っている。


(サラ様のあの顔……くすくす
真っ赤になっちゃってホント可愛い。
あんまりイジメたら可愛そうかなって思うけど
あの顔見たくて、やめられないんだよね。


それにしても…
怒った顔まで、可愛く見えちゃうなんて
俺、
相当、重傷かも……)


困ったように、ふっと笑うと
部屋の扉がカチャリと開いた。


『おまたせ』


(わ……今日はまた一段と…)


近頃、サラは日に日に綺麗になっていくように見える。
恋でもしているのだろうか。


ユーリの胸がとくんと音を立てる。


「サラ様、
そのドレス
良く似合ってる、
とっても可愛いよ」


ユーリは
サラの手を取ると
華奢な甲に
わざとらしく口づけを落とした。


ぴくりとサラの睫毛が震える。


(くすっ、やっぱり可愛い)


『あ、ありがとう』


サラは
ユーリは誰に対してもこうなのだと
自分に言い聞かせつつ
ユーリにエスコートされながら
朝食の席に向かった。


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