イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第22章 番外編 ~薔薇の部屋②~ ※R18
「えっ、そんなっ」
「出来ないの?
このままだと、
俺、怒って帰っちゃうかも。
せっかくサラが用意してくれた大切な日、
とっても楽しみにしてたのにな……」
わざと寂しそうに呟いてみる。
(本当は帰る気なんてないんだけど
もう少しだけ反省してもらわないとね)
ユーリは心の中でくすりと笑った。
「そんな…か…帰らないで…」
オロオロするサラ。
(素直だなぁ。可愛い)
「じゃあ脱いでよ。
俺だってサラを許してあげたいもの」
ユーリはわざと寂しそうに、
サラを上目遣いに射抜いた。
(うっ…確かにユーリに嫌な思いをさせたままなのは
申し訳ないかも…)
サラは、意を決して…
顔を真っ赤に染めながら
震える指先で、背中の留め具を外し
ゆっくり赤いワンピースを脱いでいく。
ユーリの舐めるような視線が、
サラを犯していく。
(あ~あ、恥ずかしそうな顔しちゃって
本当に可愛いなあ)
ユーリの支配欲がどんどん膨れ上がる。
ぱさり
サラは赤いワンピースを、ソファーの端にかけ
体を腕で出来るだけ隠して、
ユーリの前に立った。
(はっ、恥ずかしい…っ)
俯いて、ぎゅっと目を瞑る。
赤いワンピースとは対照的に
純白のレースの清楚な下着姿が
蝋燭の灯りにゆらゆら揺れている。