イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第3章 陵辱 ※R18
サラが重い瞼をあげると、
いつもと違う天井がある。
頭が重い。
あ、そうか。
昨日は侯爵様のお屋敷に泊めて頂いたんだっけ。
お酒、飲み過ぎたのかな?
ぼんやりと昨日の晩餐会を思い出す。
(侯爵様は想像とは違って、
とても歓迎してくれた。
緊張しなくて良いとお声をかけて下さって。
お若いのに気が利いて、お優しい方だったな。
ドレスもとても褒めて下さったし。
変に気負ってたのが申し訳ないくらい。
今朝だって、
私がクロワッサンが好きだと言ったら…
・・・・・・・・・・今朝???)
サラは大きく目を見開いた。
(違う!!
私、今朝、朝食を頂いて、
馬車に乗ってお城に向かった!!)
起き上がろうとすると、ズキリと頭が痛んだ。
「…っつ…」
頭に触れようと右手を動かした瞬間…
ジャラリ…
「え?」
自分の右手首が鎖に繋がれている事に気付いた。
「なに…これ」
見ると、
確かにベッドに横になっているのに、
右手だけではなく、
左手、
両の足首も鎖で繋がれ
その先はそれぞれ
ベッドの四隅に固定されていた。
そして、
今朝の事を思い出し、血の気が引いた。
(襲われたんだ…!!…ジル…みんなは何処!?)