イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第19章 想望
「どうしたの?」
サラが尋ねると
ユーリは
ふと顔を寄せ
小声で
悪戯っぽく囁く。
「ねえサラ様、今夜こそ本気出して良い?」
「えっ!?」
サラの頬が一気に染まる。
「…そんなっ、ユーリ、この前…///」
小声で告げ、
目を泳がせて、動揺を露わにするサラ。
ユーリはくすっと笑って。
「だってサラ様、
俺が本気出す前に
気を失っちゃうから」
「…………///」
「そうだ、今夜から俺が、
サラ様に
夜のレッスンしてあげよっか?」
「ええっ!?///」
「しーっ、くすくす、声大きいよっ」
ユーリは人差し指を立てて唇に当てる。
「…っ///」
サラはきょろきょろ廊下を見渡した。
(サラ様、顔、真っ赤。
その顔が男を煽るって事
まだ分かってないんだよね。
そこが可愛いんだけど)
「ふふっ、楽しみだねっ」
「もうっ///」
サラは唇を尖らせて
速足で廊下を進んで行く。
「わっ、待って、サラ様」
ユーリは楽しそうに笑いながら
サラに付いていく。
繋いだ手は離さないまま
ユーリとサラは
長い長い廊下を進んで行った。
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【ユーリ×サラの物語】
本編END
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