イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第18章 溺愛 ※R18
ベッドに横たわるサラに
覆いかぶさるような形になると
噛みつくように口づけを落として。
「もっとおかしくなってよ。
俺の事以外、
考えられなくなるくらい」
「そん…な…もう…」
(私はもう、とっくに、
ユーリの事以外、考えられないよ…)
快楽の波が押し寄せ続け
いつ達したのか、達し続けているのか
もう境目が分からない程。
意識が朦朧とする。
「ユー…リ…ああっ」
「サラ様…締め付け過ぎっ」
「そ…そ、んな…ああっ」
「俺、…も、限界かも……んっ…はぁ」
ユーリは腕の中で乱れ狂うサラを
愛おし気に見つめた
そして
蕩けるほど甘く
低く
優しく
掠れる声で囁いた。
「愛してるよ…
…サラ」
(あ、名前、初めて…嬉しい)
飛びそうな意識の中で
幸福感に包まれる。
「ユーリぃ、私も…あああ」
(愛してるっ)
「サラっ………んっ」
ユーリは愛しいサラを抱きすくめながら
律動を速めると…
「ああああああっ…」
サラは境目のない絶頂の先、
一際大きく
わけが分からないくらいの快楽に溺れた。
それを見届けると
ユーリは
初めて
サラの中に
自らの欲を吐き出した。
月明かりの中…
荒い息が響いた。