第18章 溺愛　※R18

｢んっ…｣


ちくりと甘い痛みが走って
紅い花が咲いた。


(あ…)


本当にユーリのものなんだと
身体に刻み付けられる気がして
気恥ずかしくなる。


｢またそんな可愛い顔して。
『もっと』って、俺を誘ってるの?｣


ユーリはサラの身体全体に
めちゃくちゃにキスを落とし出した。


｢違っ…///んんっ…んんんっ…｣


サラは声が漏れないように
手の甲で自らの口を押える。


胸、
脇腹、
内腿…
ユーリはドレスで隠れる部分に
自分のものだ、というように
紅い花を咲き乱れさせる。


ふと何かに気付いて
手を止めた。


サラの耳元に唇を寄せ、
吐息だけで囁く。


｢前から思ってたんだけど…
サラ様って、本当に感じやすいよね。
さっきから、
ここ…凄く尖ってる｣


そう言うと
胸の先端の突起の周りを
くるくると円を描くように撫でた。


｢そ…っ……そんなことっ…ないっ…っ///｣


否定するものの
さっきからずっと
焦らされるように
触れてもらえていない胸の先端。
サラは欲しい刺激が与えられず、
身じろぎを繰り返していた。


｢単純に感じやすいの?
それとも
俺が触れているから
感じてしまっているの?
どっち?｣


サラの耳元で
意地悪な笑みを浮かべながら
首を傾げるユーリ。


(恥ずかしいけど…
ユーリに誤解されたくないよっ)


｢………ユーリが…触れるから…｣


消え入りそうな声で、
恥ずかし気に、精一杯伝えるサラ。


｢……っ……｣


ユーリの頬が染まる。
悪戯を仕掛けたつもりが
あまりにも可愛らしいサラの答えに
逆に翻弄されてしまって。


(あーもうっ///)
｢可愛すぎるよっ、サラ様っ｣


ユーリは
サラの可愛らしく尖った
胸の先端に吸い付いた。
ちゅっ…


｢…んんっ!!｣


ユーリは
片方の先端を
舌で器用に転がしたり
吸い上げたりしながら、
もう片方の先端を
指で摘んだり
捏ね回したり。


待ち望んでいた刺激を
やっともらえて
サラは打ち震え
弧を描くように背中を撓らせた。