第18章 溺愛　※R18

｢えっ!?｣


サラが驚いて振り返ると
ユーリの悪戯っぽい瞳がサラを捕える。


｢そんなに感じちゃったんだ?
俺のキス｣


ユーリは首を傾げ、
目を細めると、
わざとらしく、
自らの唇をぺろりと舐めてみせた。


｢っ……｣
(ユーリってこんなだっけ!?///)


まるで、たがが外れたように
大人の色香を漂わすユーリ。


(前から色っぽいと思う事はあったけどっ///)


サラの体温はますます上昇していく。


ユーリはくすりと笑うと


｢そんな顔されたらやめてあげられない。
もっと俺を感じて?｣


ユーリは再び背中に唇と指を這わせていく。
それも
さっきよりも
ゆっくり
まるで焦らすように…。


｢ユ―リっ…待ってっ…///｣


｢それに…｣


ユーリの声に、少しだけ真剣味が帯びる。


｢もっと感じさせて欲しいんだ。
サラ様が
俺の腕の中にいるってこと。
触れて
確かめたいんだ。
お願い｣


｢ユーリ……｣


サラはそれ以上、何も言えなくなって
ユーリに身を委ねた。
ユーリは嬉しそうに微笑む。


それからも愛撫はゆっくりと続き…
背中を愛で終えた頃には
サラは、頭の芯が痺れてしまって。


ユーリはサラを
もう一度、後ろから抱きすくめると
引き寄せるようにそっと押し倒しながら
くるりと身体を反転させて
サラに覆い被さった。