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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


暫くして耐え切れなくなった俺が滅竜魔法を使いそうになったから渋々放した大人エルザ。


『んで、お前らは何でこんな所にいるんだ?』

『あぁ 詳しくは言えねぇが、未来でとある一冊の本が切っ掛けでこの時代に来ちまったんだ』

『へぇー…本当に俺か?』

『まぁな 証明してやろうか?』


大人の俺はグラサンを外した。
大人エルザと金髪の女に見えないように。


『!!』

「「?」」

『信じたか?』

『…あぁ…その様だな』


困った様に笑う両方の俺。
大人の俺は再びグラサンをかけた。


『要はタイムパラドックスが起きるのを防ぎたいって事だな?』

『そーゆー事だ』

「アギトって幼い頃から物分かりが良いのね」

『それはどうもありがとうございます金髪のお姉さん…』

「まだ怒ってるの!?」

『タイムパラドックスを防ぎたいなら俺はあんまり干渉しない方がいいみたいだな』

「無視!?」

『あぁ 騒がせてすまねぇな、特に二人が』

『全くだ…余計女が苦手になりそうだ…』

「ねぇ!?」

『取り敢えず俺は今日の事は誰にも言わねぇ これでいいか?』

『あぁ、そうしてくれ』

『じゃあな 頑張れよ、未来の俺』

『お前もな、過去の俺』


あぁ…何か疲れた。
エルザがショタコンになるなんて…早く身長を伸ばそう。



「シカトー!?」



…うるさいな金髪のアイツ。


本当に頑張れ、未来の俺…。



(疲れた…ラクサスに膝枕してもらって寝よ…)


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