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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


「アギト、仕事はどうじゃった?」


流石マスター、何とかポーカーフェイスを保とうとしている。
…顔に汗がダラダラ流れてるけど。
顔を誤魔化そうと酒を飲むマスター。


『アオアシラ15匹とシムルグ一匹討伐、報酬1,750,000Jで無傷です』

「ブフウゥゥ!!」


盛大に口から酒を吐いたマスター。
アギトは予想してたのか、氷の板を一瞬で造って自分にかからないようにした。


「し、しししシムルグじゃと!?」

『はい 楽しかったですよ』

「た、楽し……」


驚き過ぎたのかな、マスターの口から白い何かが出だぞ?
確かに新人がS級モンスターを倒したら驚くか。
まぁ大丈夫か。
にしてもみんな反応おもしれぇなー。


『そうだ、エルザ アオアシラの毛皮手に入ったぞ』

「そ、そうか」

『それと…はい』

「? これは…!」

『ナツとグレイにも、言われてた通りお土産だ』

「おぉ!」

「凄ぇ!」


エルザには首飾りを、ナツにはキーホルダーを、グレイは腕輪を渡した。
しかもただのアクセサリーではない。


『シムルグの羽根を使って俺が造ったんだ

 エルザとグレイは似合いそうだからアクセサリーにした

 ナツは宴会の時"鍵をなくしたー!"って慌ててたからな』

「ほ、本当に自分で造ったのか…?」

『はい』


マスターが恐る恐る聞いた。
アギトはあっけらかんとして応えた。
しかしこのお土産でアギトが"シムルグを一人で倒した"と言う証明になっている。


「凄く綺麗だ…ありがとう!」

「大切にするぜ!」

「絶対ぇなくさねぇぞおー!!」


喜んでもらえて良かった。
アギトは三人に笑顔で応えた。


「アギト!」

『ん?』



「「「おかえり!!」」」


三人が揃えてアギトに行った。


『…あぁ、ただいま!』


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