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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第4章 再会と離別を同時に


「これは最近になって、ようやく手に入れた奴らの映像だ」


ピピッと音を立て、宙に映像が浮かび上がる。


「毒蛇を使う魔導士、コブラ」


ヒビキが指差したのは、紫色の大蛇と共に映っている極悪人面の男。


「悪そうな面してんなーこのつり目野郎」

「「お前も似たようなモンじゃねぇか」」


「その名からしてスピード系の魔法を使うと思われる、レーサー」


次に指差したのが、髪を逆立ててサングラスをかけた男。


「なんだっていいが、気に食わねぇ面だ」

「同感だな」


「大金を積めば、軍の一部体を壊滅させる程の魔導士、天眼のホットアイ」


映し出された映像にはたくさんの倒れた兵士達の姿。
その中心に立つ、聖書を持った大柄な男。


「お金のため…?」

「下劣な…」


「心を覘けるという女、エンジェル」


今度は白い衣服に身を包んだ女が映し出された。
天使と言う意味の名前にも関わらず、その顔をに浮かんでいる笑みは悪魔のようなものだ。


「なんか本能的に苦手かも、こーゆータイプ…」


そして次に映し出されたのは、魔法の絨毯のようなものに胡坐をかいて眠っている、奇抜な恰好の男。


「この男は情報が少ないのだが、ミッドナイトと呼ばれている」

「…妙な名前だな」


「…そして、奴らの司令塔、ブレイン」


最後に、褐色の肌に銀髪の大柄な男が映し出された。


ヒビキは一度皆を見渡し、古文書の発動を解く。


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