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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


中には大量の宝と長い髪を結ったジンがいた。


「よぉ迷宮攻略者、俺がこの迷宮のジン、イフリートだ!
 魔装せずに此処まで辿り着くたぁ凄ぇな!」


炎を弄びながら俺にニカッと笑って言った。
フレンドリーでやっぱナツみてぇだな。


『俺はアギト・エリュシアンだ 試練をクリアしたって認めてくれるか?』

「あったりめーだ! お前こそ俺が求めていた王の器に相応しい」

『サンキュ』


よし、三回目の迷宮攻略だ!


「ところでアギト…だっけ? 他は誰を従えてんだ?」

『ちょっと待てよ』


俺はイヤリングと腕輪に魔力を込めた。
するとカオスのガイアが出てきた。


「よおイフリート!」

「久し振りと言っておこう」

「カオスにガイア! ひっさしぶりじゃねぇかー!」


俺が"ジッパー"に宝を仕舞ってる間に会話が凄ぇ弾んでいた。
俺が異世界から来たって事も言ってくれている。
暑苦しいとかういうから仲悪いのかと思ったけどそーでもねぇみたいだな。


「ざるらーめん?」

「「アル・サーメンだ!」」

「冗談だ冗談 何か聞いた事あるぞ」

『本当か!?』


ボケたかと思ったら新たな情報!?


「黒き竜が世界をなんとか…新たななんとかって」

「なんとかって何なのだ!?」

「そこ重要!」

「知らねぇよ偶然聞こえただけなんだから」


黒き竜…エリュシオンの事か?
エリュシオンもこの世界に来たことがあるって事か?
だから俺はこの世界に呼ばれた?

なら…エリュシオンは一体何の為にこの世界に来たんだ?
アースランドの世界でいなくなったイグニールもなのか?
そもそもこの世界に竜はいるのか?

新たな情報で更に疑問が…。


『取り敢えず迷宮出るか イフリート、これでいか?』

「ん、いいぞ」


俺は長い指輪をイフリートに見せた。
"ジッパー"に仕舞ってたアクセサリーで関節で折れる様になっている。
実はコレ紅炎にもらったんだよなー。
紅炎が迷宮攻略した時の宝の一つなんだってさ。
了解をもらったのでこの指輪で契約した。


『よろしくな、イフリート』

「あぁ」


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