第5章 此に病める者あり
勝呂君
「…なんて奴や…」
志摩君
「結局一匹残ってますけどね‼︎意味あったんか?」
僕
「敵戦力を分断させたんだから、十分意味ある事でしょ…」
でも、危険過ぎる…奥村君、体力あっても戦える訳じゃないし、下手したら殺されるかも…
僕
「こっちの屍(グール)倒して、奥村君助けに行かないと…」
志摩君
「無理やて、そんなん‼︎」
僕
「このまま何もしないと、危険なのは僕達も同じなんだよ」
志摩君
「それはっ…そうやけど…」
僕
「バリケードも、そう長くは保たないだろうし…」
バリケード突破される前に、僕が向こう側に行って…屍を倒せれば…
勝呂君
「…クソ…でも確かに、このままボーッともしとられへんし!」
僕
「え?」
勝呂君
「詠唱で倒す‼︎」
全−勝呂君/僕
「!!?」
なんか、勝呂君もやる気になったみたい。