第5章 此に病める者あり
志摩君
「廊下出てみよ」
志摩君が立ち上がり、部屋の扉に向かって行く。
三輪君
「志摩さん、気ィつけてな」
志摩君
「フフフ…俺、こういうハプニング ワクワクする性質なんやよ。リアル肝試し………」
志摩君が扉を開け、
志摩君
「……」
直ぐ閉じた。
今…扉の外に居たのって…
志摩君
「なんやろ、目ェ悪なったかな…」
勝呂君
「現実や現実!!!!」
バギアッ
扉を突き破り、それは入って来た。
志摩君
「うぉおお⁉︎」
志摩君が、慌てて戻ってくる。
僕
「屍(グール)…⁉︎」