第4章 友千鳥
勝呂君
「女なら女らしい格好せえや‼︎」
僕
「それは差別だろ。僕の格好は、僕が自由に決めて良い筈だ」
勝呂君
「学校でも偽ってんねやったら、問題やろ‼︎」
僕
「一度も男と公言した事は無いし、登録はちゃんと女で通してる。男子制服を着るのも、理事長に許可取ってるよ」
勝呂君
「やからて…お前なぁ!」
志摩君
「まあまあ、坊落ち着いて。てか、玻璃君てめっちゃ美人さんやなあ!ほんま驚いたわ!」
あ、なんか面倒臭い方向に話が進み始めたぞ。
僕
「もう良い?お風呂入って寝たいし…まだあるなら、明日にしてよ」
僕は、話の間ずっとオロオロしてた杜山さんに顔を向けた。
僕
「杜山さんは、お風呂どうする?」
杜山さん
「え⁉︎えっと……入りたい…」
僕
「じゃあ行こっか。…あ、僕と一緒が嫌なら先入って貰っても…」
杜山さん
「ううん!い、////一緒に入ろう!」
…かなり勇気を振り絞った感じだな。
その後、僕と杜山さんはお風呂で話すうちに打ち解け、仲良くなる事が出来た。