第4章 友千鳥
屍番犬を使役出来るなんて、ネイガウス先生凄いな〜。
ネイガウス先生
「今から、お前達にその“才能”があるかテストする」
ネイガウス先生が、チラッと奥村君を見た。
奥村君
「?」
ネイガウス先生
「先程配った、この魔法円の略図を施した紙に、自分の血を垂らして“思いつく言葉”を唱えてみろ」
神木さん
「〝稲荷神に恐み恐み白す。為す所の願いとして、成就せずということなし‼︎〟」
直ぐに神木さんが唱えると、二体の悪魔が召喚された。
奥村君
「Σうおお‼︎何だアレ、スゲー」
ネイガウス先生
「白狐を二体も…見事だ、神木出雲」
白狐は、獣に憑依する悪魔で、“神使”として人と共存し守り神としてる地域も多い。
“神使”って言っても、悪魔に変わりはないんだけど。
朴さん
「凄い…出雲ちゃん……私、全然駄目だ…」
神木さん
「当然よ!あたしは、巫女の血統なんだもの!」
勝呂君/志摩君
「あかん、センスないわ」
三輪君
「僕も」